MyBatisのキャッシュ機構にはどんなものがありますか?

MyBatisのキャッシュメカニズムには、主に以下の種類があります。

  1. 一次キャッシュ:ネイティブキャッシュとも呼ばれ、MyBatisでデフォルトで有効になっているキャッシュメカニズムであり、セッションレベルで動作します。クエリを実行すると、結果は現在のセッションの内部データ構造にキャッシュされ、次回同じクエリを実行すると、結果はキャッシュから取得され、再度データベースにアクセスする必要がなく、クエリのパフォーマンスが向上します。一次キャッシュの寿命はセッションにバインドされており、セッションを閉じるとキャッシュも無効になります。
  2. セカンダリキャッシュ、またはグローバルキャッシュとも呼ばれるものは、複数のセッション間で共有されるキャッシュメカニズムです。セカンダリキャッシュを有効にすると、異なるセッションでも同じキャッシュを共有できます。これにより、データベースへのアクセス回数を減らし、システムの性能を向上させることができます。セカンダリキャッシュの寿命はアプリケーションの寿命と同じであり、アプリケーションの開始および終了時にキャッシュが作成され、破棄されます。
  3. 自作のキャッシュ:MyBatisは、需要に応じてカスタムキャッシュメカニズムを実装するための拡張インターフェースを提供しています。Cacheインターフェースを実装することで、独自のキャッシュメカニズムを定義し、MyBatisの設定ファイルで独自のキャッシュを使用するように設定することができます。

注意すべきは、キャッシュがすべてのクエリシーンで適用されるわけではないということです。キャッシュを使用する場合、データの不整合を引き起こす可能性がありますので、具体的なビジネスシーンに合わせて適切な設定と使用が必要です。

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