MongoDBのファイルサイズの上限を変更する方法
MongoDBでは、デフォルトで最大のファイルサイズが16MBになっています。この制限を変更するには、次の2つの方法のいずれかで行います。
- GridFSを利用する:
- GridFSとはMongoDBのファイルシステムで、大容量のファイルを保存するための仕組み
- GridFSでは、大きいファイルを255KBをデフォルトサイズとした小さいチャンクに分割して保存します。
- GridFS中のチャンクサイズを変更することで間接的にファイルサイズ制限を変更できます。
- 例えば、以下のコマンドを使用して、ファイルの小片(チャンク)のサイズを1MBに設定することができます。
db.fs.chunks.find().forEach(function(doc) {
doc.data = new BinData(0, doc.data.buffer.slice(0, 1048576)); // 1MB
db.fs.chunks.save(doc);
}); - グリッドFS内に少量ファイルを格納する際はファイルの読み書きと保存効率に影響することがありますので、ご注意ください。
- カスタムファイルストレージエンジンを使用する:
- MongoDBは、GridFSやAmazon S3などのカスタムファイルストレージエンジンを使用できます。
- ファイルサイズ制限を回避するには、カスタムのファイルストレージエンジンを使用します。
- MongoDBデータベースにファイルを格納するのではなく、Amazon S3などのクラウドストレージサービスに保存することもできます。
- 独自のファイルストレージエンジンを使用するには、追加の構成と統合作業が必要になりますのでご注意ください。