MATLABにおけるmod関数の使用方法

MATLABのmod関数は、2つの数値の除算の余りを計算するために使われます。mod関数の構文は次の通りです。

r = mod(x, y)

なお、x と y は余りを求める2つの数、r は求めた余り

たとえば、12を5で割った余りを求めるには、次のコードを使用できます。

r = mod(12, 5)

このとき、rは2であり、12を5で割った余りが2であることを示します。

ベクトルや行列の各要素からある数値で割った余りを求める場合は、以下のコードを使用できます。

r = mod(A, y)

Aが剰余を計算するベクトルまたは行列であり、yが除数です。rはAと同じサイズのベクトルまたは行列になり、各要素は対応する位置の要素をyで割った剰余になります。

ベクトル[1 2 3 4 5]の各要素を3で割った余りを求めるには、次のようなコードを使用できます。

A = [1 2 3 4 5];
r = mod(A, 3);

このとき、rは[1 2 0 1 2]で、ベクトルAの各要素を3で割ったあまりがそれぞれ1、2、0、1、2であることを意味する。

bannerAds