MATLABのinline関数の使い方を教えてください。
MATLABの旧バージョンでは、inline関数を用いて匿名関数を定義していました。ただし、R2016bからinline関数は非推奨となり関数のハンドルまたは匿名関数の使用をお勧めします。
にもかかわらず、インライン関数の使い方を知っておくのは無駄ではありません。
インライン関数とは、1つまたは複数の変数を受け取って式の結果を返す、単純な匿名関数を生成する関数です。基本的な構文は次のとおりです。
f = inline(expression, variables)
expression は計算する数式を表す文字列で、variables は関数の入力変数を表すコンマ区切りの変数リストです。
インライン関数を用いて匿名関数を生成する例は次のとおりです。
f = inline('x^2 + 2*x + 1', 'x');
result = f(3);
disp(result);
上記の例では、与えられた式を評価する匿名関数fを作成しました。次に、関数fを使ってxが3の時の結果を計算し、コンソールのウィンドウに結果を出力します。
インライン関数により匿名関数が作成可能ですが、機能面で制限があり、注意が必要です。そのため、インライン関数より新しい機能ハンドラ、または匿名関数を使用することが推奨されます。