log4jの設定でConversionPatternを詳しく説明します。

log4jの設定ファイルでは、ConversionPatternを使用してログの出力形式を定義することができます。ConversionPatternは特別な変換規則を含む文字列です。

  1. %m: ログメッセージ
  2. %p: ログのレベル
  3. %c:ログが属するクラスのフルネーム
  4. %C:ログが属するクラスの簡単な名前
  5. T:スレッド名
  6. %r: 起動してからの経過時間(ミリ秒単位)
  7. %n:プラットフォームごとの改行文字
  8. %d: 日時(SimpleDateFormatでフォーマット)%d{HH:mm:ss,SSS}: 時間:分:秒,ミリ秒
    %d{dd MMM yyyy HH:mm:ss,SSS}: 日 月 年 時間:分:秒,ミリ秒
  9. %l:イベントの発生場所
  10. %%を使用してください。

例えば、以下は一般的なConversionPatternの設定例です:

log4j.appender.ConsoleAppender.layout.ConversionPattern=%d{yyyy-MM-dd HH:mm:ss} [%t] %-5p %c{1}:%L - %m%n

上記の設定では、%d{yyyy-MM-dd HH:mm:ss}は日付と時刻を出力し、[%t]はスレッド名を出力し、%-5pはログレベルを出力(左寄せ、最大5文字)、%c{1}はクラスの簡単な名前を出力(最初の単語のみ表示)、%Lはログが発生した行番号を出力し、%mはログメッセージを出力し、%nは改行を表します。

ConversionPatternを使用することで、ログの出力形式を柔軟に定義して、さまざまな要求に対応できます。

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