log4jの設定でConversionPatternを詳しく説明します。
log4jの設定ファイルでは、ConversionPatternを使用してログの出力形式を定義することができます。ConversionPatternは特別な変換規則を含む文字列です。
- %m: ログメッセージ
- %p: ログのレベル
- %c:ログが属するクラスのフルネーム
- %C:ログが属するクラスの簡単な名前
- T:スレッド名
- %r: 起動してからの経過時間(ミリ秒単位)
- %n:プラットフォームごとの改行文字
- %d: 日時(SimpleDateFormatでフォーマット)%d{HH:mm:ss,SSS}: 時間:分:秒,ミリ秒
%d{dd MMM yyyy HH:mm:ss,SSS}: 日 月 年 時間:分:秒,ミリ秒 - %l:イベントの発生場所
- %%を使用してください。
例えば、以下は一般的なConversionPatternの設定例です:
log4j.appender.ConsoleAppender.layout.ConversionPattern=%d{yyyy-MM-dd HH:mm:ss} [%t] %-5p %c{1}:%L - %m%n
上記の設定では、%d{yyyy-MM-dd HH:mm:ss}は日付と時刻を出力し、[%t]はスレッド名を出力し、%-5pはログレベルを出力(左寄せ、最大5文字)、%c{1}はクラスの簡単な名前を出力(最初の単語のみ表示)、%Lはログが発生した行番号を出力し、%mはログメッセージを出力し、%nは改行を表します。
ConversionPatternを使用することで、ログの出力形式を柔軟に定義して、さまざまな要求に対応できます。