Linuxネットワークインターフェイスのボンディングを構成する方法を教えてください。
Linuxでは、bondingドライバを使用してNICボンディングを設定できます。以下は、bondingドライバを使用してNICボンディングを設定するための手順です。
- 既にボンディングドライバがインストールされていることを確認します。インストールされているかどうかは、次のコマンドで確認できます。
lsmod | grep bonding
ドライバが出力されない場合は、システムにボンディングドライバがインストールされていません。ボンディングパッケージをインストールして、ドライバをインストールできます。
- ネットワークインタフェースの設定ファイルを編集する。 ほとんどのLinuxディストリビューションでは、ネットワークインタフェース設定ファイルは/etc/sysconfig/network-scripts/ディレクトリにあり、ifcfg-という形式で命名されています。 ここで、はバインドする必要があるネットワークインタフェース名です。
- ifcfg-bond0(bond0は結合インターフェース名)といった、新しい設定ファイルを作成します。以下で設定ファイルを作成できます。
sudo cp /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-<interface> /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-bond0
- ifcfg-bond0
DEVICE=bond0
BOOTPROTO=none
ONBOOT=yes
TYPE=Ethernet
BONDING_MASTER=yes
BONDING_OPTS="mode=<mode> miimon=<miimon>"
そのうち
- モードはバインドモードで、active-backup(アクティブ・バックアップ)、balance-rr(ラウンドロビン)、balance-xor(XOR)、broadcast(ブロードキャスト)、802.3ad(LACP)、balance-tlb(ロードバランシング)から選択できます。
- はリンク状態を監視する時間間隔 (ミリ秒単位)。
- ifcfg-eth0
DEVICE=eth0
BOOTPROTO=none
ONBOOT=yes
TYPE=Ethernet
MASTER=bond0
SLAVE=yes
bond0に追加するために、バインドが必要な各インターフェイスに対して設定ファイルを作成し、前述の手順を繰り返します。
- ネットワークサービスを再起動して設定を適用
sudo systemctl restart network
- バインド・インターフェースのステータスを確認します。
cat /proc/net/bonding/bond0
bond0インターフェースの状態が出力にupと表示されれば、ボンディング設定は有効です。