Linuxのファイル名が文字化けする際の対処法
Linuxシステムで、日本語ファイル名が文字化けをする問題は、ファイル名のエンコードとシステム環境が一致していないことが原因です。この問題を解決するには、以下の方法を試してください。
- システムのロケール設定を変更します。ターミナルで、localeコマンドを入力して現在のロケール設定を確認します。LANGの値がUTF-8エンコードになっていることを確認します。そうでない場合は、/etc/locale.genファイルを編集し、該当するロケール(例:en_US.UTF-8 UTF-8)のコメントを外して、locatele-genコマンドを実行してロケール設定を更新できます。システムを再起動すると、中国語のファイル名が正常に表示されるはずです。
- ファイルシステムの文字コードを変更する:ファイルシステムのマウント時に、mount コマンドに -o iocharset=utf8 オプションを与えることで、UTF-8 の文字コードを指定できます。たとえば、FAT32 フォーマットのファイルシステムをマウントしたい場合は、マウントコマンドを次のように変更できます: sudo mount -t vfat -o iocharset=utf8 /dev/sdX /mnt (ここで、/dev/sdX はマウントするデバイスを表し、/mnt はマウントポイントを表す)。再マウントすると、日本語のファイル名の表示が正常になるはずです。
- 適切なファイル名エンコード変換ツールを使用する: 上記の方法で改善しない場合は、conmvv や Python の ftfy ライブラリなど、ファイル名のエンコードを変換する専用ツールを試すのが有効かもしれません。これらのツールの具体的な使用方法は、それぞれのドキュメントを参照してください。
ファイル名の文字コードを変更すると、既存のファイル名へのアクセスや表示に問題が発生する場合がありますので、変更する前に必ずバックアップを取ってください。