Linuxでメモリリークの原因を調べるには?

Linuxシステムでメモリリークの原因を調査するには、以下の手順に従ってください。

  1. dmesgコマンドを実行してシステムログを確認し、メモリ関連のエラー情報がないか確認します。たとえば、dmesg | grep -i memoryを実行してメモリ関連のログを検索できます。
  2. free -m コマンドを実行して、システムの現在のメモリ使用状況を確認してください。空きメモリとキャッシュの使用状況に注目してください。空きメモリが非常に少なくなったり、キャッシュの使用率が高くなりすぎると、メモリオーバーフローが発生する可能性があります。
  3. topまたはhtopコマンドで実行中のプロセスとそれらのメモリ使用量を確認します。メモリ使用量が大きいプロセスを見つけ、それがメモリ不足の原因となっているかどうかを特定します。
  4. ps aux –sort=-%mem コマンドでプロセスリストをメモリ使用率順にソートして、メモリを多く消費しているプロセスを探す
  5. pmapコマンドを使用すると指定したプロセスのメモリマップを見ることができます。引数にプロセスID(PID)を指定します。たとえば、コマンド「pmap 」は、指定したプロセスのメモリマップ情報を表示します。
  6. 専用の性能監視ツール(vmstat、sar、perf など)を利用することで、メモリの使用状況や性能に関する詳細なデータを取得でき、メモリオーバーフローの原因分析に役立てることができます。
  7. システムカーネルのパラメータを変更することで、メモリ分配ポリシーの調整やメモリ制限の増加など、メモリ管理の動作を調整できます。

メモリオバーフローには複数の原因が考えられますので、上記手順は、問題を特定するための一般的手段になります。具体的な調査と解決策については、状況に応じて調整する必要があります。

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