Linux FTPサーバの構築方法
Linux FTPサーバーを構築するには、次の手順に従う必要があります。
- FTPサーバーのソフトウェアをインストールする。代表的なFTPサーバーのソフトウェアには、vsftpd、ProFTPD、Pure-FTPdなどがあります。Ubuntuでは、次のコマンドでvsftpdをインストールできます。
sudo apt-get update
sudo apt-get install vsftpd
- FTPサーバーの構成。FTPサーバーの設定ファイル(通常は/etc/vsftpd.conf)を開きます。テキストエディター(nanoやviなど)を使用して構成用のファイルを開くこともできます。
sudo nano /etc/vsftpd.conf
設定ファイルでは、FTPサーバのIPアドレス、ユーザのアクセス可否、FTPのルートディレクトリなどの設定ができます。ご自分の環境に応じて設定を行ってください。
- FTPサーバを起動します。設定が終わったら、設定ファイルを保存して閉じます。その後、以下のコマンドを使用して設定を有効にするためにFTPサーバを再起動します:
sudo service vsftpd restart
- ファイアーウォールを設定する。Linuxサーバーでファイアーウォールが有効になっている場合、FTPトラフィックを通過させるためにファイアーウォールを設定する必要があります。例えば、iptablesファイアーウォールを使用している場合は、以下のコマンドを使用してFTPデータポート(デフォルトは20と21)を開くことができます:
sudo iptables -A INPUT -p tcp --dport 20 -j ACCEPT
sudo iptables -A INPUT -p tcp --dport 21 -j ACCEPT
UFWファイアウォールを使用している場合は、次のコマンドを使用してFTPトラフィックを許可します。
sudo ufw allow 20/tcp
sudo ufw allow 21/tcp
- ユーザーのアクセス権を設定する。 FTP ユーザーに対して特定のディレクトリや操作へのアクセスを制限するための権限を設定する必要がある場合があります。 Linux システムコマンドを使用して、ユーザーの権限とディレクトリのアクセス権を設定できます。
上記のステップを完了すると、Linux FTP サーバーの構築が完了します。FTP クライアントを使用してサーバーに接続し、ファイルのアップロードとダウンロードを開始できます。