Linux カーネルのコンパイル方法の基本的な手順
Linuxカーネルのコンパイルは、通常、次の基本的な手順で行われます。
- 信頼できるソースや公式ウェブサイトからカーネルの最新のソースコードをダウンロードします。
- カーネルの設定:端末で make menuconfig コマンドを実行して、カーネルの設定画面を開き、必要なカーネルオプションの選択や設定を行います。設定項目にはハードウェアサポート、機能サポート、モジュールサポートなどがあります。
- 設定ファイルを生成する: 設定内容を保存すると、選択した設定情報が格納された.configファイルが生成されます。
- make コマンドを実行してカーネルをコンパイルします。このプロセスには、システムの設定とコンピュータの性能によって異なりますが、時間がかかる場合があります。
- make modules_installコマンドを実行して、コンパイルされたカーネルモジュールをシステムにインストールする。
- カーネルイメージのインストール: make installコマンドを実行すると、コンパイルで生成されたカーネルイメージ(vmlinuz)とinitramfs(必要な場合)が/bootディレクトリにコピーされます。
- ブートローダーのコンフィグレーションファイルに(GRUBなどの)使用するブートローダーに合わせて、新しいカーネルの情報追加
- 再起動:コンピュータを再起動し、新しくビルドされたカーネルを選択して起動します。
これは Linux カーネルのコンパイル時の基本的な流れです。個別のステップは、異なる Linux ディストリビューションや特定の要件によって異なる場合があります。