Linux サーバー間でファイルを転送するにはどうすればよいですか?
Linux サーバー間のファイル転送には、次のような方法があります。
- SCP(セキュアコピー):scpコマンドを使用してSSHプロトコル経由で2台のLinuxサーバー間で安全にファイルを転送できます。たとえば、ローカルファイルをリモートサーバーにコピーするには:
scp /path/to/local/file username@remote_ip:/path/to/remote/directory
リモートサーバ上のファイルをローカルへコピーする:
scp username@remote_ip:/path/to/remote/file /path/to/local/directory
- SFTP(SSHファイル転送プロトコル):sftpコマンドはSSHプロトコルを使用してLinuxサーバー間でファイル転送を行います。sftp対話モードでは、putコマンドを使用してローカルファイルをリモートサーバーにアップロードし、getコマンドを使用してリモートサーバーからファイルをダウンロードできます。
- rsyncコマンドによって、ローカルとリモートサーバ間のファイルやディレクトリの同期が可能となります。例えば、ローカルディレクトリをリモートサーバに同期する場合:
rsync -avz /path/to/local/directory username@remote_ip:/path/to/remote/directory
リモートサーバー上のディレクトリをローカルに同期する:
rsync -avz username@remote_ip:/path/to/remote/directory /path/to/local/directory
- FTP(ファイル転送プロトコル):サーバー間でFTPサーバーが有効になっている場合は、ftpコマンドや専用のFTPクライアントを使用してファイルを転送できます。
- NFS(ネットワークファイルシステム):NFS共有をサーバー間で有効にすれば、リモートサーバーのディレクトリをローカルサーバーにマウントして、あたかもローカルファイルのようにリモートファイルにアクセスできます。
各手法はシーンやニーズに合わせて使い分けることができ、ファイル転送は状況に合った手法を選択して行いましょう。