Linuxのプロセス状態は全部で何種類ありますか。
Linuxのプロセスの状態は合計で5つあります。
- 動作中:プロセスは実行中またはCPUリソースを待機中です。
- 待機状態(Waiting):プロセスが特定のイベントの発生を待っている状態のことであり、例えば入力の受信を待っていたり、I/O 操作の完了を待っていたり、他のプロセスがリソースを解放するのを待っている状態のことを指します。
- 停止状態(Stopped):プロセスが実行を一時停止しており、通常は停止信号(例:CTRL+Z)を受信した際や、デバッグツールにより一時停止された際に発生します。
- ゾンビ状態(Zombie):プロセスは既に終了していますが、親プロセスがまだwait()システムコールを使用してそのプロセスの終了状態を取得していない状態。
- ゾンビ状態(Zombie):プロセスは既に実行を停止していますが、親プロセスがまだそのプロセスの終了状態を取得するためにwait()システムコールを呼び出していない状態であり、かつそのプロセスは停止状態にあったかつ中断される前でも停止状態にありました。
注意すべきことは、ゾンビプロセスは通常のプロセス状態ではなく、プロセスリソースが完全に解放されていない状態を示すものです。