stringsコマンドとは?Linuxでの使い方と活用例

Linuxにおいて、stringsコマンドはバイナリファイルから印刷可能な文字列を検索して印刷するためのコマンドです。通常は、実行ファイルやライブラリファイル内のテキスト文字列を検索する際に使用され、変数名や関数名、その他の読み取り可能なテキスト情報を探すのに役立ちます。

stringsコマンドの基本的な構文は次の通りです:

strings [OPTION]... FILE

一般的な選択肢には、

  1. -n、–bytes=[NUMBER]:デフォルト値が4の指定された最小文字列の長さ。
  2. ” -o:印刷可能な各文字のオフセットアドレスを表示します。”
  3. -t [o, d, x]: 出力オフセットアドレスのフォーマットを指定する。8進数(o)、10進数(d)、16進数(x)のいずれかを指定できる。
  4. a: 短い文字列も含めて、すべての文字列を表示します。

例えば、バイナリファイル内のすべての文字列を表示したい場合は、以下のコマンドを使用できます:

strings -a /path/to/file

stringsコマンドは大量の出力を生成する可能性があるため、出力をファイルにリダイレクトするか、パイプ演算子を使用して結果をフィルタリングすることをお勧めします。

bannerAds