Linuxでのulimitコマンドの使い方は何ですか?
Linuxでは、ulimitコマンドを使用して、ユーザーのプロセスのリソース制限を設定します。これにより、管理者はユーザーのプロセスが使用できるシステムリソースを制限することができます。例えば、最大ファイルサイズ、最大プロセス数、最大オープンファイル数などが制限できます。
ulimitコマンドの一般的な使用法には、以下があります:
- ulimit -a は、現在のユーザーのすべてのリソース制限を表示します。
- ulimit -c unlimited: コアファイルの最大サイズを無制限に設定します。
- ulimit -n 10000: ファイルの最大オープン数を10000に設定します。
- ulimit -u 200: ユーザープロセスの最大数を200に設定する。
- ulimit -f 1024 で最大ファイルサイズを1024キロバイトに設定します。
- ulimit -v unlimited:最大仮想メモリサイズを無制限に設定します。
ulimitコマンドは、現在のセッション内のプロセスにのみ影響を与えます。リソース制限を永続的に設定したい場合は、ulimitコマンドをユーザーの起動スクリプト(.bashrcや.profileファイルなど)に追加する必要があります。