linuxでクエリ結果をファイルに書き出すには
Linuxでは、リダイレクト演算子を使用してコマンドの出力をファイルに書き出すことができます。この目的で使用できるリダイレクト演算子は2つあります。
- 「>」演算子を使って出力結果をファイルに上書きします。たとえば、「ls」コマンドの出力を「output.txt」に書き込むには、以下のようなコマンドを使います。
ls > output.txt
「output.txt」ファイルが存在しない場合はファイルを作成して出力結果を書き込み、存在する場合は上書きする。
- ls >> output.txt のように、>> オペレータを使用して出力結果をファイルに追記します。
ls >> output.txt
「output.txt」ファイルが存在しない場合は新規作成し、出力を書き込みます。すでにファイルが存在する場合は、ファイルの末尾に出力を追記します。
ただしリダイレクト演算子でコマンドの標準出力をファイルに出力しても、標準エラー出力はファイルに出力されません。標準エラー出力をファイルに出力する場合は「2>」演算子を使用します。
ls 2> error.txt
この命令はエラー出力を「error.txt」というファイルにリダイレクトします。
また、コマンドの標準出力とエラー出力をファイルへ書き込みたい場合は、次のようなコマンドを使用できます。
ls > output.txt 2>&1
標準出力と標準エラー出力をファイル「output.txt」へリダイレクトします。