LDAPインストール手順
Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) は、分散ディレクトリ情報サービスにアクセスして維持するために使われるプロトコルです。LDAPのインストール手順は以下のとおりです。
- OSに合わせた適切なLDAPサーバーソフトウェア(OpenLDAP、Microsoft Active Directoryなど)をダウンロードしてください。ソフトウェアをダウンロードする際は、お使いのOSのバージョンと互換性のあるソフトウェアを選択してください。
- ソフトウェア提供のインストールガイドに従って、LDAPサーバーのソフトウェアをインストールしてください。オペレーティングシステムによって、インストール手順は異なる場合があります。
- LDAPサーバの設定:インストール後、LDAPサーバを正常に動作させるためにいくつかの設定を行う必要があります。具体的な設定手順は、LDAPサーバ ソフトウェアによって異なります。通常、LDAPサーバのドメイン名、ポート番号、管理者パスワードなどを構成する必要があります。
- LDAPディレクトリの作成:LDAPサーバー上にディレクトリを作成し、ディレクトリ情報を格納して管理します。ディレクトリ内のデータは、複数のエントリと属性を含む木構造で構成されています。Apache Directory StudioやphpLDAPadminなどのLDAP管理ツールを使用して、ディレクトリを作成および管理できます。
- エントリの追加と管理:LDAP管理ツールを使用して、エントリをLDAPサーバーに追加および管理できます。エントリはLDAPディレクトリの基本単位であり、データベースのデータ行に似ています。各エントリには、エントリの情報を格納して記述するために使用される複数のアトリビュートを含めることができます。
- アクセス制御の設定:LDAP サーバー内のデータを安全に保つためには、アクセス制御設定を行います。 アクセス権を設定し、LDAP ディレクトリに対するユーザーの操作を制限します。必要に応じて、異なるユーザーや組織に異なるアクセス権を付与するために、さまざまなレベルのアクセス制御を設定できます。
- LDAPサーバーをテストする:以上の設定を終えた後、LDAPクライアントツール(ldapsearch、LDAP Browserなど)を用いて、LDAPサーバーが正常に動作するかをテストできます。検索、追加、修正、削除などの操作を実行して、LDAPサーバーの機能とパフォーマンスを確認できます。
インストール手順はOSやLDAPサーバソフトウェアによって異なるため、上記は一般的な手順として参考にしてください。具体的な操作は各製品のインストールマニュアルなどを参照してください。