k8sのStatefulSetの特徴は何ですか?
StatefulSetは、Kubernetes内のリソースオブジェクトであり、状態を持つアプリケーションの展開とスケールを管理するために使用されます。そして、以下にStatefulSetの特徴が示されています。
- StatefulSetの各Podには、安定したネットワーク識別子があり、コントローラーが自動的に生成し、Podのライフサイクルに関連付けられています。これにより、状態を持つアプリケーションのアクセスや検出が容易になります。
- 継ぎ足しと拡張:StatefulSetは、指定された順序で個々のPodを作成および更新します。各Podにはユニークな番号があり、クラスタ内での位置を識別するために使用できます。拡張時には、新しいPodも同じ順序で作成され、状態を持つアプリケーションのデータの整合性と可用性が確保されます。
- StatefulSetの各Podは、永続ボリュームを使用してデータを保存でき、Podの再起動や移行時にデータが保持されます。これにより、状態を持つアプリケーションは以前のデータを引き続き使用できます。
- 各StatefulSetのポッドには、安定したドメイン名があり、そのドメイン名を使用してアクセスできます。ドメイン名の形式は…svc.cluster.localで、これにより状態を持つアプリケーションがドメイン名を使用してサービスの検出と通信を行うことができます。
- StatefulSetを削除する際には、指定された順序でPodが一つずつ削除されます。これにより、状態を持つアプリケーションがデータを失わずに削除されることが保証されます。
StatefulSetは、状態を持つアプリケーションのデプロイとスケーリングに安定したネットワーク識別子、順序付けられたデプロイとスケーリング、安定したストレージ、ドメイン名解決、順序付けられた削除などを提供します。これらの特徴により、状態を持つアプリケーションがKubernetes上でより簡単に実行および管理できます。