Java DelayQueueの使い方:遅延処理の実装
DelayQueueは、Delayedインタフェースを実装したオブジェクトを格納するための、無限のブロッキングキューを実装したものです。Delayedインタフェースには、getDelay()メソッドが定義されており、このメソッドはオブジェクトの遅延時間を返します。オブジェクトの遅延時間が経過すると、オブジェクトを取り出すことができます。
DelayQueueには、オブジェクトがキューに追加される際に、その遅延時間に応じて並べ替えられ、遅延時間が最も短いオブジェクトが優先的に取り出されます。オブジェクトの遅延時間は、オブジェクトを作成する際に指定することも、動的に調整することもできます。
DelayQueueは、定時タスクのスケジューリングを実装するために一般的に使用されます。たとえば、タスクスケジューラー内で、定時タスクをDelayedオブジェクトにカプセル化してDelayQueueに配置し、その後、1つのスレッドがDelayQueueをポーリングし、遅延時間が到達したときに対応するタスクを実行します。