JavaScript のoffsetTop プロパティの役割は?
offsetTopプロパティは、指定された要素がoffsetParent要素の上部から何ピクセル離れているかを返す。offsetParentとはその要素に対して最も近い位置決め(positionがstatic以外)またはスクロール可能な祖先要素のこと。
具体的には、次のように作用します。
- 文書内における要素の位置の取得: offsetTop プロパティを使用して、要素が文書の上端から垂直方向にどれだけ離れているかを取得し、要素がページ内のどこに位置するかを把握する。
- 複数の要素のoffsetTopプロパティを比較することで、それらの要素間の垂直距離を計算し、レイアウトや位置計算のニーズを実現できます。
- 要素のスクロールを監視:要素のscrollTop属性とoffsetTop属性の変化を監視することで、スクロール時にトリガーされる操作(浮動ナビゲーションバー、スクロールロードなど)を実現できます。
なお、offsetTop属性は、その要素が最も近いposition指定された祖先要素からの距離を取得するものであり、position指定された祖先要素がなければ、offsetTopの値はドキュメントの上部からの距離になります。また、offsetTop属性は読み取り専用であり、直接代入で要素の位置を変更することはできません。