Java のデバック方法

Java では、以下のようにしてデバッグを実行できます。

  1. ブレークポイントの使用:コード内の特定の位置にブレークポイントを設定すると、プログラムがその位置に達したときに実行が中断され、デバッグモードに入ります。 ステップ実行や変数値の確認などによって、コードを逐次デバッグできます。 Eclipse などの IDE では、コード行番号の横にある空白をダブルクリックしてブレークポイントを設定できます。
  2. System.out.println()の使用:コード内の複数の場所に print 文を挿入し、重要な変数の値を出力して、実行中のプログラムの状態を調査します。
  3. ログツールを活用する: log4j や slf4j などのログツールをコード内で利用し、重要な変数の値や処理の実行経路を記録することで、プログラムの実行フローや状態をより容易に把握できる。
  4. デバッグツールを活用:Javaには、jdb (Java Debug) やJava VisualVMなどのデバッグツールが提供されています。jdbはJava標準付属のコマンドラインデバッガーで、コマンドラインからブレークポイントを設定したり、コードを実行したり、変数の値を確認したりできます。Java VisualVMはGUIデバッガーで、プログラム実行中のメモリ使用状況やスレッドの状態などの情報を表示するために使用できます。

デバッグ作業に必要なデバッグ処理を(ブレークポイント、出力文、ログなどの)コードにあらかじめ仕込み、デバッグツールを起動してプログラムを実行し、必要に応じてコードをステップ実行して、プログラムの状態や変動を確認していきます。また、デバッグが完了したら、デバッグ処理を削除もしくはコメントアウトするのを忘れないようにしましょう。

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