Javaにおけるdefaultキーワードの役割
Javaにおいて、defaultキーワードには以下のような使い方があります。
- Switch文の中で、defaultキーワードは、全てのcase条件に一致しない場合に実行されるコードブロックを意味します。これは、if-else文の中のelse部分と似ています。
- インターフェースでは、デフォルトキーワードがデフォルトメソッドを定義するために使用されます。デフォルトメソッドは、インターフェース内でデフォルトの実装を提供し、そのインターフェースを実装するクラスがこのメソッドを直接使用できるようにしますが、再実装する必要がありません。
- 枚挙型において、defaultキーワードはデフォルトの枚挙値を定義するために使用されます。switch文で枚挙型を処理する際、すべての枚挙値を処理した後に、まだ処理されていない枚挙値がある場合は、defaultを使ってそれら不明な枚挙値を処理できます。
- defaultキーワードは、アノテーションのデフォルト値を定義するために使用されます。アノテーションを使用する際、特定のプロパティの値が指定されていない場合、そのプロパティのデフォルト値が使用されます。
基本的に、defaultキーワードの役割は、未知または一致しない状況を扱うためのデフォルトの処理方法を提供することです。これは、switchステートメントのデフォルトケース、インターフェイスのデフォルトメソッド、列挙型のデフォルト列挙値、およびアノテーションのデフォルト値に利用することができます。