javaで信頼済みサイトを追加しても反応がないときの対処法
Java で信頼できるサイトを追加しようとすると何も反応しない場合、以下の原因が考えられます。
- 証明書の問題:追加しようとしているサイトが自己署名証明書や証明書チェーン内でいずれかの証明書が無効の場合、Javaでは信頼関係を確立できません。keytoolコマンドを使用して、証明書をJavaのトラストストアにインポートすると有効になる場合があります。例:
- keytool -import -alias your_alias -keystore cacerts -file your_certificate.crt
- なお、your_aliasはインポートする証明書に指定した別名、cacertsはJavaのトラストストアのデフォルト名、your_certificate.crtはインポートする証明書ファイルです.
- プロキシ設定の問題:ネットワークでプロキシサーバーが構成されていると、Javaが信頼できるサイトに正しく接続できない場合があります。プロキシサーバーのホストとポートを指定するには、http.proxyHostとhttp.proxyPortのシステムプロパティーを設定します。例:
- System.setProperty(“http.proxyHost”, “あなたのプロキシホスト”);
System.setProperty(“http.proxyPort”, “あなたのプロキシポート”); - Javaセキュリティポリシーが信頼関係を構築することを許可しない場合、Javaセキュリティポリシーファイルを編集する必要があります。Javaセキュリティポリシーファイルを編集するとシステムのセキュリティに影響が出る可能性があるので、慎重に行ってください。Javaインストールディレクトリでjava.policyファイルを見つけ、信頼関係の構築を許可するようにファイルを編集します。例:grantセクションに次を追加します。
- permission javax.net.ssl.SSLPermission “setHostnameVerifier”;permission javax.net.ssl.SSLPermission “getHostnameVerifier”;
- ファイアウォール問題:ネットのファイアウォールでJavaによる信頼できるサイトへの接続がブロックされる場合は、ファイアウォールの設定を確認してJavaによるそのサイトへのアクセスを許可する必要があります。
上記解決策を試しても改善されない場合、Java ランタイム環境のログファイルを調べる事で詳細が確認できる可能性があり、専門家のサポートを受けることを検討してください。