Javaでメンバ型を呼び出すときの注意事項
Javaでメソッドを呼び出す際に注意する点
- アクセシビリティ修飾子: メンバーのアクセシビリティ修飾子が可視範囲を決定します。メンバーが private 修飾子の場合、同じクラスでのみアクセスできます。保護された修飾子である場合は、同じパッケージまたはサブクラスでのみアクセスできます。デフォルト修飾子 (修飾子を明示的に宣言していない場合) の場合は、同じパッケージでのみアクセスできます。public 修飾子である場合は、どこからでもアクセスできます。
- インスタンスメンバーとstaticメンバー:インスタンスメンバーはオブジェクトに属し、オブジェクトを作成することでアクセスします。staticメンバーはクラスに属し、クラス名で直接アクセスします。staticメソッドの中でインスタンスメンバーにアクセスする場合は、あらかじめオブジェクトを作成する必要があります。
- サブクラスが親クラスのメンバを利用する場合には、super キーワードを利用する必要があります。super は親クラスのコンストラクタ、メンバ変数、メンバメソッドを呼び出すことができます。
- メソッドオーバーロードとメソッドオーバーライド。メソッドオーバーロードとは、メソッド名が同じで引数リストが異なるメソッドを同じクラス内に複数定義すること、メソッドオーバーライドとは、サブクラスでスーパークラスで定義されているメソッドを再定義すること。メソッドを呼び出すとき、コンパイラは引数の型と数に基づいて呼び出すメソッドを決定します。
- 別のクラスのメンバーにアクセスするには、そのクラスのオブジェクトを作成するか、メンバーを静的に定義する必要があります。
- データを保護するために、メンバ変数をprivateとし、公開的なgetterとsetterメソッドによってメンバ変数の値にアクセス、変更することをカプセル化といいます。
- 異常処理:メンバーメソッドを呼び出すと、例外が発生する可能性があります。例外を処理するにはtry-catchステートメントを使用するか、例外を上方にスローする必要があります。
- 型変換: ある型から別の型に変換するには、強制型変換演算子を使います。ただし、型同士の互換性に注意しないと、ClassCastException例外が発生する場合があります。
Javaでメンバを呼び出す際に気を付けるポイントであり、条件によって柔軟に利用できます。