ipconfig コマンドの詳細解説

ipconfigコマンドは、Windowsオペレーティングシステムにおいてネットワーク設定情報の表示、変更を行うコマンドラインツールの1つ。ipconfigコマンドを使用すると、コンピューターのIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバなどといったネットワーク設定情報を取得できるほか、DNSキャッシュの更新、IPアドレスの再取得といった操作を行うことができる。

ipconfigコマンドを使う際には、さまざまなパラメーターを組み合わせて利用することで、多様なネットワーク情報を取得することができます。以下に一般的なipconfigコマンドパラメーターとその機能を示します。

1. ipconfig /all：IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバー、物理アドレスなどの詳細なネットワーク構成情報を表示します。
2. ipconfig /release：現在のネットワーク接続で割り当てられているIPアドレスを解放します。
3. ipconfig /renew：現在のネットワーク接続でIPアドレスを更新する。
4. ipconfig /flushdns：DNSキャッシュをクリアし、ドメイン名を再解決します。
5. ipconfig /displaydns：DNSキャッシュ内の情報を表示
6. ipconfig /registerdns:すべてのドメイン名をDNS キャッシュに再登録します。
7. ipconfig /showclassid ：DHCPクラス ID のすべてのネットワーク 接続を表示する。
8. ipconfig /setclassid:DHCPのクラスIDを設定します

上記パラメータ以外にも、ipconfig コマンドはパイプ記号 (|) と組み合わせて、出力を他のコマンドに受け渡して、処理を続けることができます。例えば、ipconfig | findstr “IPv4” コマンドで、IPv4 アドレスを含むネットワーク設定情報のみを表示できます。

ipconfigコマンドはネットワーク情報を調べたり、設定したり、ネットワーク接続トラブルを解決するのに役立つネットワークツールです。