HTTPリクエストメソッドGETとPOSTの違いは何ですか?
「GET」と「POST」はHTTPプロトコルで一般的に使われる2つのリクエストメソッドで、主な違いは次のとおりです。
- データ転送方法:GETリクエストはデータをクエリ文字列としてURLに追加し、POSTリクエストはデータをリクエスト本文に入れて、URLに表示されません。
- データサイズ制限:GETリクエストはデータサイズ制限があり(たいていURLの長さ制限のためURLそのものの長さ制限)、一方POSTリクエストにはデータサイズ制限がありません。
- 安全性:GETリクエストのデータはURLに含まれるため、パスワードなどの重要な情報送信には適しません。POSTリクエストのデータはリクエスト本文にあり、URLには表示されないため、GETリクエストよりも安全です。
- キャッシュ:GETリクエストはキャッシュされますが、POSTリクエストはキャッシュされません。そのため、同じURLに対するGETリクエストは同じ結果が返りますが、同じURLに対するPOSTリクエストは毎回異なる結果が返される可能性があります。
- ブックマーク:GETリクエストはデータがURLに表示されるため、GETリクエストを含んだURLをブックマークできます。POSTリクエストはデータがURLに表示されないので、直接ブックマークできません。
- 用途:GETリクエストはリソースの取得に適していますが、POSTリクエストはデータの送信、データの変更、サーバーへのデータの送信などに適しています。
一般的に、データの取得に適しているのがGETリクエスト、データの送信に適しているのがPOSTリクエストです。実際の利用時は、シーンに合わせて適切なリクエストの方式を選択する必要があります。