haproxy 7階層ロードバランシングプロキシフォワーディングの実際的な説明
HAProxyは、可用性向上とパフォーマンス最適化のために、着信リクエストを複数のバックエンドサーバーに分散できる高性能なオープンソースの負荷分散ソフトウェアです。
7階ロードバランシングで、HAProxyはHTTPヘッダー、URL、Cookieなどのインバウンドリクエストの内容をチェックして、リクエストを異なるバックエンドサーバに振り分けられます。以下は、HAProxyを使用した7階ロードバランシングプロキシフォワーディングを実行する方法を示す簡単な実践的なガイドです。
ステップ1:HAProxyのインストールと構成
はじめに、以下の手順でHAProxyソフトウェアを最新のバージョンにインストールして構成する必要があります。
sudo apt-get update
sudo apt-get install haproxy
インストール完了ら、HAProxyの設定ファイル /etc/haproxy/haproxy.cfg を編集することで設定できます。以下は簡単な設定例です。
global
log /dev/log local0
log /dev/log local1 notice
chroot /var/lib/haproxy
stats socket /run/haproxy/admin.sock mode 660 level admin
stats timeout 30s
user haproxy
group haproxy
daemon
defaults
log global
mode http
option httplog
option dontlognull
option http-server-close
option forwardfor
timeout connect 5000
timeout client 50000
timeout server 50000
frontend myapp
bind *:80
default_backend app_servers
backend app_servers
balance roundrobin
option httpchk GET /check
server server1 192.168.1.10:80 check
server server2 192.168.1.11:80 check
server server3 192.168.1.12:80 check
上記の設定では, frontend がプロキシサーバーの listen するポート, backend がバックエンドサーバーの一覧とロードバランシングの方式を定義しています。 実際のニーズに合わせて調整してください。
ステップ2:HAProxy 起動・テスト
設定を終えたら、HAProxyサービスを起動してテストしてみましょう。以下コマンドを使って、HAProxyサービスを起動します。
sudo systemctl start haproxy
起動後、curl コマンドで HAProxy が正しく動作していることをテストできます。HAProxy が listern しているポートが 80 の場合、次のコマンドで HTTP リクエストを送ることができます。
curl http://localhost
何もなければハプロキシはリクエストをバックエンドサーバに転送して、レスポンスを返します。
ステップ3:HAProxyの監視と管理
HAProxyは、現在負荷分散状況とパフォーマンス指標を確認するブラウザアクセス用のスタッツページを提供しています。スタッツページは、デフォルトで次のURLからアクセスできます。
http://localhost:8080/stats
設定ファイルを介して、関連する統計ページを設定できます。
HAProxyの監視・管理にはコマンドラインツールも利用できます。例えば、次のようなコマンドで現在のHAProxyの状態を確認できます。
sudo systemctl status haproxy
以下のコマンドでHAProxyの設定を再読み込みできます:
sudo systemctl reload haproxy
HAProxy による 7 レイヤーロードバランシングプロキシフォワーディングの実践的な解説を挙げました。HAProxy の設定と管理により、高可用性とパフォーマンスの最適化を実現し、アプリケーションの負荷分散能力を向上できます。