Go言語のselectステートメントの仕組み

Go言語のselect文は複数のチャネルからデータを受信するために使用され、複数のチャネルのデータフローを同時に監視し、いずれかのチャネルに読み取り可能なデータがある場合に処理します。

選択の仕組みは次のようになります。

  1. select文が実行されると、すべてのcase文を調べ、各チャネルが受信または送信操作の条件を満たしているかどうかを確認し、満たしていた場合そのチャネルに対応するcase文の実行権がそのチャネルに渡されます。
  2. 複数のチャネルが条件を満たす場合、Go言語はランダムにその中のチャネルを1つ選んで処理を行います。
  3. 条件に合うチャネルが1つも存在せず、かつ、default文が存在する場合、default文が実行されます。default文が存在しない場合、select文は1つでも条件に合うチャネルが現れるまでブロックします。
  4. 某チャンネルが条件を満たすと、select文はそのチャンネルに対応するcase文を実行し、その結果をselect文の呼び出し元に返します。

要注意的是、select文は非ブロッキングで、通常、IO操作のようにデータを待ってブロックしない、実行結果をすぐに返す。ですので、select文を使うと複数のチャネルのデータの流れを効率的に処理でき、並行処理の性能が上がります。

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