GNUという言葉はLinuxのコンセプトそのものである
GNUはUNIXではありませんという意味のGNU’s Not Unixの略称で、1983年にリチャード・ストールマン氏が開始した、誰でも無料で使える自由なOSです。
GNUオペレーティングシステムは、コンパイラ、デバッガー、テキストエディタ、グラフィカルインターフェース、ネットワークツールなどを含む膨大なソフトウェアを提供しています。その中で最も有名なコンポーネントは、GNU GPL(General Public License)ライセンスに基づくGNU Core Utilities(コアユーティリティ)で、シェル、ファイル操作ツール、テキスト処理ツールなどが含まれます。
GNUシステムにLinuxカーネルが使われてはいますが、GNUとLinuxは別々のプロジェクトです。GNUプロジェクトは完全な自由なOSを提供することを目指しており、LinuxはOSのカーネルにすぎません。したがって、一般にLinuxと言うと、Linuxカーネル単独ではなく、GNU/LinuxのOSを指します。