GETリクエストとPOSTリクエストの違い
HTTPプロトコルで一般に使われるGETリクエストとPOSTリクエストは、いくつかの点で差異があります
- パラメータ受け渡し方法
- GETリクエストのパラメータはURLのクエリ文字列に含まれ、たとえばhttp://example.com/path?param1=value1¶m2=value2のように、パラメータの長さには制限があり、通常は2048文字以下です。
- POSTリクエストはパラメータをリクエストボディに含み、キーバリューペアか他の形式で伝達します。パラメータの長さには理論上制限がありません。
- パラメーターセキュリティー
- GETリクエストのパラメータはURLにそのまま載るため、ブラウザのキャッシュや履歴などに保存され、セキュリティリスクになる。
- POSTリクエストのパラメータはURLには表示されず、比較的安全です。
- キャッシュ機能:
- GETリクエストはブラウザによって積極的にキャッシュされ、同一のGETリクエストはキャッシュからレスポンスを直接取得し、ページの読み込み速度が向上します。
- POSTリクエストはキャッシュされず、サーバーに毎回リクエストするため、リアルタイムに更新する必要があるデータに適しています。
- べき等性
- GETリクエストは冪等で、何度も繰り返しリクエストしてもリソースに影響を及ぼさず、データの取得に使用されます。
- POSTリクエストはべき等ではなく、同じリクエストを複数回送信するとリソースの変更や作成が行われるため、データを送信するために使用されます。
- データ サイズ制限:
- URL長の制限によりGETリクエストでのデータサイズは制限され、大量のデータ転送には適しません。
- POSTリクエストはデータサイズに制限がなく、大量のデータ転送に適しています。
まとめると、GETリクエストはデータを取得する用途に適しており、比較的セキュリティが低いです。一方、POSTリクエストはデータを送信する用途に適しており、より高いセキュリティを確保できます。実際の目的に応じて使い分けましょう。