EXECおよびQuoted_Identifierの設定

EXECは、ストアドプロシージャ、関数、または動的SQLステートメントを実行するためのT-SQLコマンドです。構文を次に示します。

EXEC { procedure_name | @procedure_name_var } [ { argument1 | @argument1_var } [ ,...n ] ]

なお、procedure_name は実行したいストアド プロシージャまたは関数の名前で、@procedure_name_var はストアド プロシージャまたは関数の名前を格納する変数です。argument1 はストアド プロシージャまたは関数に引き渡すパラメーターで、@argument1_var がパラメーターの値を格納する変数です。

Quoted_Identifier はデータベースの設定で、SQL Server で引用符付きの識別子を使用することが許可されるかどうかを決定します。Quoted_Identifier が ON に設定されている場合、引用符付きの識別子を使用して表、列、ストアドプロシージャなどのオブジェクトに名前を付けることができます。たとえば:

CREATE TABLE "my_table" ( "column1" INT )

Quoted_Identifier が OFF の場合、オブジェクトの名前には引用符を含まない識別子のみ使用できます。たとえば:

CREATE TABLE my_table ( column1 INT )

Quoted_Identifier の値を設定するには、次の文を使用できます。

SET QUOTED_IDENTIFIER { ON | OFF }

通常、Quoted_Identifier の値は ON になっているのがデフォルトですが、引用符付きの識別子をインポートまたはエクスポートするときに Quoted_Identifier を OFF に設定する必要がある場合があります。ただし、Quoted_Identifier を OFF に設定すると、一部のオブジェクトが正しく動作しなくなる可能性があるので、設定の前に注意深い評価を行う必要があります。

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