dubboの負荷分散戦略(XML、アノテーション、SpringBoot設定)
ダブボでは、負荷分散のポリシー設定方法は、XML構成ファイル、アノテーション、Spring Bootの3つがある。
- XML設定:
XMLの設定ファイル内にとタグを活用してロードバランシングのストラテジーを設定することができます。詳細な設定方法は以下になります。
- サービスの提供者(提供される側)では、タグのloadbalance属性でロードバランス戦略を設定できます。例:
<dubbo:service interface="com.example.MyService" loadbalance="roundrobin" />
上記の構成では、ラウンドロビンロードバランシングポリシーが使用されます。
- サービスの呼び出し元(コンシューマ)では、 タグのロードバランシング属性を使用して、ロードバランシングの戦略を設定できます。たとえば、
<dubbo:reference interface="com.example.MyService" id="myService" loadbalance="random" />
上記の配置はランダムなロードバランシング戦略を使用します。
- 注釈の設定:
アノテーション設定を使用する場合、@LoadBalanceアノテーションを、提供者と消費者のインタフェースあるいはメソッドで用いて、負荷分散の戦略を設定することができます。具体的には次のように設定します。
- 提供側(サービス提供側)は、インタフェースに@LoadBalanceアノテーションを使用できます。例:
@LoadBalance("roundrobin")
public interface MyService {
//...
}
上記の構成では、ラウンドロビン負荷分散戦略が使用されます。
- サービスの呼び出し側である消費者側では、メソッドに@LoadBalanceアノテーションを使用できます。
@LoadBalance("random")
public String doSomething() {
//...
}
上記の設定は、ランダム(Random)負荷分散方式を使用します。
- Spring Boot の設定:
ロードバランシング方式の設定は、application.properties または application.yml ファイルに設定追加で行うことができます。具体的な設定方法は下記の通りです。
- 配信側向けの追加設定
dubbo.service.loadbalance=roundrobin
上記の設定はラウンドロビンのロードバランシングポリシーを使用します。
- 呼び出し側(消費者)向けには、以下のような構成を追加できます。
dubbo.reference.myService.loadbalance=random
上述の配置はランダム(Random)負荷分散戦略を使用します。
なお、利用可能な具体的なロードバランスの策略は、使用するコンポーネントやダブボのバージョンによって異なる点に注意する必要があります。詳細なロードバランスの策略についてはダブボの公式ドキュメントや各拡張モジュールのドキュメントを参照してください。