dubboスレッドプールの仕組み
ダブというのはリクエストを処理するためのThreadPoolを使用する分散型サービスフレームワークです。ダブのThreadPoolの仕組みは次のとおりです。
- まず、提供者側は、受信するクライアントからのリクエスト処理用のスレッドプールを作成します。このスレッドプールのサイズは、provider側にてthreadsパラメータにて設定し、デフォルトで200に設定されています。
- リクエストを送信する前に、コンシューマー側はリクエストを送信してレスポンスを受信するためのスレッドプールを作成します。このスレッドプールのサイズはコンシューマーが設定する threads のパラメーターで決まり、デフォルトは 200 です。
- 消費者からリクエストがプロバイダーに送信されると、プロバイダーののスレッドプールは、使用可能なスレッドをスレッドプールから取り出して、リクエストを処理します。
- リクエスト処理が完了すると、プロバイダーはレスポンス結果をコンシューマーに返します。コンシューマーの thread pool は thread pool から利用可能な thread を取得し、レスポンスを処理します。
- スレッドプールに利用可能なスレッドがない場合には、スレッドプールのキューに要求または応答が格納され、処理の待ち状態になります。空いているスレッドが出た場合には、キューから取り出した要求または応答が処理されます。
スレッドプールの仕組みを活用し、Dubboはスレッドリソースを効果的に管理、再利用し、システムの同時処理能力とパフォーマンスを向上させます。同時に、スレッドプールの設定パラメータを通じて、システムの需要に応じてスレッドプールのサイズとキューのサイズを調整できます。