Djangoコンパイル後のパッケージング方法
Djangoはコンパイル不要で実行できるPythonのWebアプリケーションフレームワークです。但し、Djangoアプリケーションを単一の実行ファイルに変換したい場合は、PyInstallerやcx_Freezeなどのツールを使用できます。
DjangoアプリケーションをPyInstallerでパッケージングするための手順は次のとおりです。
- PyInstallerをインストールしておいてください。以下コマンドでインストールできます:pip install pyinstaller
- Djangoプロジェクトのルートディレクトリでコマンドライン端末を開きます
- 以下のコマンドを実行して、Djangoアプリケーションを単一実行可能ファイルにパッケージ化します。
pyinstaller --onefile manage.py
distフォルダを作成して、実行可能ファイルを含めます。
- 日本語でネイティブに言い換えると
pyinstaller --onefile --add-data "static;static" --add-data "templates;templates" manage.py
静的ファイルとテンプレートファイルをdistフォルダーにコピーします。
- distフォルダーを開き、実行可能なファイルを見つけると、他のマシンにデプロイして実行することができます。
Django アプリをパッケージングすると、PyInstaller が Python インタープリタや依存するライブラリを exe ファイルに同梱するため、ファイル サイズが肥大する点に注意してください。また、特定の Python バージョンや OS に依存するため、パッケージングされたアプリケーションが一部の環境で正しく動作しない場合があります。
また、Djangoアプリケーションをパッケージ化する際には、cx_Freeze、Py2exeなどの他のツールも利用できます。それらのツールの使用方法の類似性から、それぞれの要件に従って適切なツールを選択し、パッケージ化を実行できます。