Delphiのcase of構文の使用法
Delphiではcase of文は複数の条件分岐を行う構文で、他のプログラミング言語におけるswitch文と似ています。
ケースステートメントの基本的な構文は次のとおりです。
case expression of
value1: statement1;
value2: statement2;
...
valueN: statementN;
else statement;
end;
この文法では、expressionは条件判断を行う式で、value1、value2、…、valueNは取り得る値であり、statement1、statement2、…、statementNはその対応する値にマッチした時に実行するステートメントです。
ケースの式は上から順番に評価され、各ケースの値が条件式と一致するかどうかが検証されます。一致するケースが見つかった場合は、対応する文が実行されます。一致するケースが見つからない場合は、elseステートメント(存在する場合)が実行されますが、それ以外の場合は、ケース式の全体がスキップされます。
case of文を使えば、特に異なる値によって異なる処理をする際に、コードを簡潔で読みやすくすることができます。