Delphi の ADO CommandTimeout 属性の使用方法

Delphi での ADO の CommandTimeout プロパティは、コマンド実行のタイムアウト時間を設定および取得する際に使用されます。タイムアウト時間とは、コマンド実行時に、指定された時間内にコマンドが完了しなかった場合に、タイムアウト例外が発生する時間を指します。

ADOのCommandTimeoutプロパティを使用するには以下の手順に従います。

  1. ADO接続オブジェクトと、ADOコマンドオブジェクトを作成します。
var
Conn: TADOConnection;
Cmd: TADOCommand;
begin
Conn := TADOConnection.Create(nil);
Cmd := TADOCommand.Create(nil);
  1. ConnectionString プロパティに接続文字列を指定して ADO 接続オブジェクトを設定します。以下に例を示します。
Conn.ConnectionString := 'Provider=SQLOLEDB;Data Source=ServerName;Initial Catalog=DatabaseName;User ID=UserName;Password=Password';
  1. ADOコマンドオブジェクトのConnectionプロパティを次のとおりにADO接続オブジェクトに設定します。
Cmd.Connection := Conn;
  1. ADOコマンドオブジェクトのCommandTextプロパティに実行するSQL文を指定します。次のようになります。
Cmd.CommandText := 'SELECT * FROM TableName';
  1. ADOコマンドオブジェクトのCommandTimeoutプロパティを設定してタイムアウト時間を秒単位で指定します。
Cmd.CommandTimeout := 30; // 设置超时时间为30秒
  1. ADOコマンドオブジェクトのExecuteメソッドを実行してコマンドを実行するサンプル:
Cmd.Execute;

このコードでは、タイムアウトは 30 秒に設定されており、コマンドを実行する時間が 30 秒を超えると、タイムアウト例外が発生します。

ADO接続とコマンドオブジェクトを利用した後は、リソースを解放するために明示的にオブジェクトを解放する必要があります。以下にその方法を示します。

Cmd.Free;
Conn.Free;
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