Delphiプログラムでwindbgを使用してデバッグする方法
WindbgでDelphiプログラムをデバッグするには、以下の手順に従います。
- Windbgを開き、「ファイル」→「プロセスへのアタッチ」を選択(またはショートカットキー:Ctrl+P)して実行中のDelphiプロセスに接続します。
- ポップアップしたダイアログボックスの中で、デバッグするDelphiプログラムプロセスを選択し、「Attach」をクリックします。
- Delphiのシンボルファイル(.pdbファイル)を ロードするにはWindb g のコマンドラインに次のコマンドを入力します
- .symfix+ C:\シンボル
.reload - これらのコマンドはWindbgがC:\Symbolsディレクトリからシンボルファイルをロードすることを指定します。
- Delphiプログラムのデバッグを開始します。ブレークポイントの設定、ステップ実行など、Windbgのさまざまなデバッグコマンドと機能を使用できます。
Delphiプログラムでは独自のランタイムライブラリを使用するため、デバッグ中に特定の問題が発生することがあります。たとえば、関数の引数が正しく表示されない、あるいは変数の値が正しくない場合があります。これらの問題はWindbg内で適切なシンボルパスを設定し、適切なシンボルファイルを読み込むことで解決することができます。
Delphiプログラムのデバッグには、Delphiに標準で装備されているデバッガを使うこともできます。Delphi独自のデバッガは、統合性が高く、Delphi固有の機能のサポートも充実しています。ただし、Windbgを使用すると、場合によっては、より高度なデバッグ機能や詳細なデバッグ情報が提供されるので、状況によってはこちらが適していることもあります。