DataTable.AcceptChanges の仕組み

DataTable.AcceptChanges メソッドは、DataTable に加えられた全ての変更を受け入れます. このメソッドが呼び出されると、DataTable の現在状態が元の状態としてマークされ、全ての変更が確認され、永続的に保持されます.

データテーブルのデータに対して挿入・更新・削除などの変更を行った際に、それらの変更はメモリ上でのみ行われ、データベースなどのデータソースに直接反映されません。DataTable.AcceptChangesメソッドを呼び出すことで、これらの変更をデータソースに適用し、データテーブルの状態を元に戻すことができます。

AcceptChanges メソッドを呼び出すと次の処理が行われます。

1. DataRowオブジェクトのRowStateプロパティは、データ行の状態が元の状態に戻ったことを表すUnchangedに設定されます。
2. DataTableのHasChangesプロパティはDataTableに変更がないことを表すfalseに設定されます。
3. DataTableのGetChangesメソッドは、コミットされていない変更がない場合、nullを返します。

データ操作の完了時に、すべてのデータ変更を確定するために AcceptChanges メソッドが通常呼び出されます。