C言語 ポインタとは?【初心者向け】基本と使い方を解説

C言語では、ポインタは特別な変数であり、メモリアドレスの値を格納しています。ポインタの主な目的は、データに直接アクセスしてデータのコピーを行わないことです。ポインタの使用方法は以下の通りです。

  1. ポインタ変数の定義:ポインタ変数を定義する際には、ポインタのデータ型を指定する必要があります。例えば、int型のポインタ変数を定義するには、int *ptr; とします。
  2. ポインタに値を割り当てるには、アドレス演算子&を使用して変数のアドレスを取得し、そのアドレスをポインタ変数に割り当てます。例:int a = 10; int *ptr = &a;
  3. ポインターを使用して変数の値にアクセスする:デリファレンス演算子*を使うことで、ポインターが指す変数の値を取得できます。例えば、int b = *ptr;
  4. ポインタが指す変数の値を変更する方法は、デリファレンス演算子*を使うことです。例えば、*ptr = 20; となります。
  5. ポインタの操作:ポインタは加算や減算が可能で、整数nを加えると、対応するメモリアドレスのn番目の位置を指すようになります。例:ptr = ptr + 1;
  6. ポインタの比較:ポインタは大小比較ができ、もし2つのポインタが同じメモリアドレスを指している場合、等しいとなりますが、そうでない場合は等しくありません。例:ptr1 == ptr2
  7. ポインタのnullチェック:ポインタは特別な値であるNULLを格納することができ、ポインタが有効なメモリアドレスを指していないことを示すことができます。ポインタがNULLでないかどうかをチェックすることで、無効なメモリにアクセスするのを回避することができます。例:if(ptr != NULL) {…}

C言語では、ポインタは非常に強力な機能であり、データを直接操作してプログラムの効率と柔軟性を向上させることができますが、間違ったポインタ操作はプログラムのクラッシュや予測不可能な結果をもたらす可能性があるため、注意深く使用する必要があります。

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