CentOS Stream 8 手組みOpenStack V版
Red Hat OpenStack Platform の各コンポーネントを手動インストールするには、以下の手順に従います。
- CentOS Stream 8 オペレーティングシステムをインストールします。CentOS 公式 Web サイトから CentOS Stream 8 の ISO イメージをダウンロードしてから、通常の方法でインストールします。
- ネットワークを設定します。/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0ファイルを編集して、ネットワークインターフェースのIPアドレス、ゲートウェイ、DNSサーバーを設定します。
- システムをアップデートし、必要なソフトウェアパッケージをインストールします。以下のコマンドを実行して、システムをアップデートし、基本的なソフトウェアパッケージをインストールします。
sudo yum update -y
sudo yum install -y epel-release
sudo yum install -y python3-pip
sudo pip3 install --upgrade pip
- ホスト名を設定するには、/etc/hostname ファイルを編集し、希望するホスト名を設定します。
- /etc/hostsファイルの編集で、OpenStackノードのIPアドレスとホスト名の対応を追加する。
- データベースをインストールします。MySQLとMariaDBからデータベースを選択してインストールできます。MariaDBをインストールするには、次のコマンドを実行します。
sudo yum install -y mariadb-server
sudo systemctl enable --now mariadb
sudo mysql_secure_installation
セキュリティー設定時に、データベースのrootパスワードを設定し、他のセキュリティ関連の質問に回答してください。
- メッセージキューサービスをインストールします。次のコマンドを実行して、RabbitMQをメッセージキューサービスとしてインストールします。
sudo yum install -y rabbitmq-server
sudo systemctl enable --now rabbitmq-server
- OpenStackサービスのインストール。 OpenStackサービスをインストールするには、次のコマンドを実行します。
sudo pip3 install openstacksdk
- OpenStackサービスの設置。ニーズに応じて、OpenStackのコンポーネント(Compute、Networking、Imageなど)のインストールと設定が可能です。具体的な設定手順については、OpenStackの公式ドキュメントを参照してください。
- OpenStackのインストール検証。OpenStackサービスには、OpenStackコマンドラインツールおよびAPI経由でアクセスして、インストールの成功を検証できます。
これらの手順は基本的なガイドラインにすぎず、実際のインストールおよび設定手順は、環境やニーズによって異なる場合があります。実際の展開を実行する前に、OpenStack 公式ドキュメントをよく読み、関連するインストールおよび設定ガイドを参照することをお勧めします。