CentOSでWebサーバーを構築する方法と注意事項の徹底解説
Webサーバ構築はCentOSでサイトを運用する際に一般的に行われる手法です。以下はWebサーバの構築方法と注意点について詳しく説明しています。
ステップ 1 : 必要なパッケージをインストールします。
CentOS上でWebサーバーを構築するには、事前にいくつかの必須パッケージのインストールが必要です。その中でも一般的ものはApache HTTPサーバーとPHPです。以下のコマンドでインストールできます。
sudo yum httpd インストール
sudo yum phpをインストール
ステップ2 : Apacheサーバーを起動して設定する
Apacheサーバのインストール後、起動と、いくつかの設定を行う必要があります。最初に、以下コマンドでApacheサーバを起動できます。
sudo systemctl start httpd
Apacheサーバを起動時に自動起動するには以下のコマンドを使用します。
systemctl enable httpd
次に、Apache の設定ファイルを編集することにより、いくつかの基本的な設定を行うことができます。ファイルの場所は /etc/httpd/conf/httpd.conf です。たとえば、サーバーのデフォルトの Web ページディレクトリを変更したり、一部のモジュールを有効化したりできます。設定ファイルの編集が完了したら、Apache サーバーを再起動して変更を有効にする必要があります。
sudo service httpd restart
ステップ3:ファイアウォールの設定
デフォルトでは、CentOSはファイアウォールを有効にしています。Webサーバーが正常にアクセスできるようにするには、HTTPとHTTPSのトラフィックを通過させるためのファイアウォールの設定が必要です。 次のコマンドを使用してファイアウォールを有効にすることができます:
sudo systemctl start firewalld
HTTPおよびHTTPSサービスを有効にするには、以下のコマンドを使用します。
firewall-cmd –permanent –service=http の追加
sudo firewall-cmd –permanent –add-service=https
sudo firewall-cmd –更新
手順4:ウェブサーバーのテスト
すべて準備が整ったら、ブラウザでサーバーのIPアドレスかドメイン名にアクセスして、Webサーバーが正常に機能しているかどうか確認できます。正常であれば、Apacheの既定のWelcomeページが表示されるはずです。
注意事項:
- Webサーバのセットアップ前にCentOSの最新版をインストール済みで、すべてのシステム更新が適用されていることを確認します。
- ソフトウェアパッケージをインストールする前に、ホスト名や時間帯などのシステム設定を正確に設定しておくことをお勧めします。
- Apache 設定ファイルを編集する前に、念の為元のファイルをバックアップすることをお勧めします。そうすることで、予期せぬ変更を防止できます。
- ファイアウォールを設定する前に、ファイアウォールの基本的な仕組みに関して理解を深め、ルールを正しく設定する方法を理解しましょう。
- ウェブサーバーをテストする前に、ドメイン名が正しく解決されていて、サーバーの IP アドレスがパブリックネットワークからアクセスできることを確認します。
- OSやパッケージのアップデートのインストール、サーバのパフォーマンスやセキュリティの監視を含んだ Web サーバの定期的なアップデートとメンテナンス