C言語に組み込まれているハッシュ関数の使い方
C言語に備わっているハッシュ関数は、ハッシュアルゴリズムを通じてデータを一定長の整数値にマッピングすることで、データの高速検索や比較を行います。C言語では、以下の手順で備わっているハッシュ関数を利用できます。
- 関連するヘッダファイルをインクルード
#include <stdlib.h>
- ハッシュ関数を用いて計算する
unsigned int hash_value = hash(key);
ハッシュするデータのことをkeyといいます。
C言語の標準ライブラリには直接ハッシュ関数は用意されていませんが、BKDRHash、APHashなど一般的なアルゴリズムを使用してハッシュ関数を実装することができます。実装コードはオンラインで見つけることができます。
BKDRハッシュアルゴリズムを使った実装の例を以下に示します:
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
unsigned int BKDRHash(char *str) {
unsigned int seed = 131; // 31 131 1313 13131 131313 etc..
unsigned int hash = 0;
while (*str) {
hash = hash * seed + (*str++);
}
return hash;
}
int main() {
char str[] = "Hello, World!";
unsigned int hash_value = BKDRHash(str);
printf("Hash Value: %u\n", hash_value);
return 0;
}
この例では、BKDRHashアルゴリズムを使用して「Hello, World!」という文字列のハッシュ値を計算し、結果を出力しています。
留意すべきは、異なるハッシュアルゴリズムが異なるデータ型や使用シナリオに適応しており、適切なハッシュ関数の選択は具体的な状況によって決まるということです。