c#のDataFormatStringの使い方
DataFormatStringプロパティは、データをどのようにフォーマットするかの文字列の書式を指定するために使用されます。通常、日付、時刻、数値などのデータの書式表示に使用されます。
グリッドビューやリピーターなどのデータバインドコントロールだけでなく、テキストボックスやラベルなどのデータ入力コントロールにもDataFormatStringプロパティを適用できます。
DataFormatStringの一般的な使用法を次に示します。
- 日付書式
- “{0:d}”:省略した日付形式(例:2022/1/1)
- {0:D}:長い日付の書式(例:2022年1月1日)
- {0:yyyy-MM-dd}:任意の日付形式の指定(例:2022-01-01)
- 時間フォーマット:
- {{0:t}}:短い時間のフォーマット(例:午後1:30)
- {0:T}:時間の長いフォーマット(例:午後01:30:00)
- 「{0:HH:mm:ss}」:時間形式をカスタマイズ(例:13:30:00)
- 数値フォーマット
- 「{0:n}」:千分位の区切り記号の書式(例:1,234.56)
- 「{0:c}」:通貨の書式(例:$1,234.56)
- 「{0:p}」:パーセント形式(例:12.35%)
- 「{0:f2}」小数点以下2桁を固定 (例: 1234.56)
- カスタムフォーマット:
- 「{0:0.00}」:小数点以下2桁で四捨五入(例:1234.56)
- 「{0:#,###}」:千の位まで表示(例:1,234)
- 電話番号のフォーマット:({0:(###) ###-####})(例:(123) 456-7890)
DataFormatStringプロパティで上記フォーマット文字列を使用することで、対応するデータ書式設定を実現できます。ただし、DataFormatStringプロパティはデータバインド時にのみ有効で、直接代入した場合は無効になります。