C++ 純粋仮想関数とは?基本と具体的な使い方

C++における純粋仮想関数は、基底クラスで純粋仮想関数として宣言される関数であり、その定義は派生クラスで実装されます。純粋仮想関数の宣言方法は、関数宣言の後に「=0」を追加することです。例:virtual void func() = 0;。純粋仮想関数には関数本体がなく、関数宣言のみがありますので、基底クラスで直接実装することはできません。

純粋仮想関数の役割は、インターフェースを定義し、すべての派生クラスがその関数を実装することを強制することです。これにより、異なる派生クラスのオブジェクトが同じインターフェースを実装することが可能となり、コードの拡張性とメンテナビリティが向上します。 純粋仮想関数の存在により、基本クラスは抽象クラスとして扱われ、オブジェクトをインスタンス化することができず、派生クラスの基本クラスとしてしか使用できません。

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