C++のコンストラクタの役割は?

C++ のコンストラクタは,オブジェクトの生成時にそのデータメンバを初期化するために使用されます。コンストラクタは、クラス名と同じ名前の特殊なメンバ関数で、戻り値の型(void も含む)がなく、引数をとることができます。オーバーロードが可能です。

コンストラクタは、下記の場合に呼び出されます。

  1. ネイティブな日本語で同じ意味に言い換えると次のようになります。新しいオブジェクトを作成するとき、新しい演算子を使用して動的にメモリを割り当てると、コンストラクタが呼び出されます。
  2. 静的オブジェクトを定義するときにコンストラクタを呼び出す
  3. 実引数としてオブジェクトを関数に渡すと、オブジェクトのコピーを作成するためにコンストラクタを呼び出す。
  4. 値渡しでクラスのオブジェクトが返されると、コンストラクタが呼び出されて返り値オブジェクトのコピーが作成されます。
  5. オブジェクトの配列を作成するとき、各オブジェクトに対してコンストラクタを呼び出す。

コンストラクタは以下を実行するために使用できます。

  1. クラスのデータメンバーを初期化する。
  2. メモリの領域を割り当て、メンバー変数を初期化する。
  3. 他の関数を呼び出してオブジェクト初期化処理を行う。
  4. 他の必要な初期化作業を実行する

総じて、コンストラクタはオブジェクトが生成されたときに、オブジェクトの状態とデータメンバを初期化し、オブジェクトが生成された後に、適切な初期状態になるようにするための役割を果たす。

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