C++におけるintとlongの違いは何ですか?
C++において、intとlongはともに整数データ型であり、その違いは以下の通りです。
- 通常、整数型のintは4バイト(32ビット)であり、longは8バイト(64ビット)です。そのため、longはより大きな整数値を格納できることを意味します。
- int型の範囲は通常-2,147,483,648から2,147,483,647であり、long型の範囲は通常-9,223,372,036,854,775,808から9,223,372,036,854,775,807までです。具体的な範囲はコンパイラやオペレーティングシステムに依存します。
- long型の使用にはより多くのバイトが必要なため、多くの整数を使用する場合にはより多くのメモリスペースを占有する可能性があります。
- 計算:int型とlong型の基本的な計算においては、似たような動作をします。しかし、異なる型の計算においては、型変換やオーバーフローの問題に注意する必要があります。
一般的整数計算ではint型が適しており、より大きな範囲の整数を扱うか、より精度の高い計算が必要な場合には、long型を選ぶべきです。