C++ 抽象クラスとは?特徴・役割・使い方の基本
C++における抽象クラスとは、純粋仮想関数を持つクラスであり、インスタンス化することはできず、基底クラスとしてのみ使用される。抽象クラスの特徴と役割は以下の通りです。
- 特徴:
- 少なくとも1つの純粋仮想関数(関数の宣言に「= 0」と書くことで純粋仮想関数を宣言する)を持つ、純粋仮想関数は関数本体を持たず、派生クラスで実装する必要がある。
- インスタンス化することはできませんが、基本クラスとして使用することができます。
- メンバ変数と純粋仮想関数を含めることができます。
- 働き:
- 派生クラスが実装する必要がある機能を定義し、ポリモーフィズムを実現するためのインターフェース仕様が提供されています。
- 抽象クラスを継承することで、コードの重複を避け、コードの再利用性と保守性を向上させることができます。
- クラスを分類して整理し、コードの構造と可読性を向上させるために使用されます。