C++におけるmultimapの使い方は何ですか?
C++において、multimapはmapと似ていますが、キーが重複しても構わない関連コンテナです。したがって、multimapには同じキーを持つ複数の要素が含まれることができ、それによりキーの順に要素が格納されます。
multimapは、mapと同様の使い方をします。insert()メソッドでキーと値のペアを追加し、find()メソッドで特定のキーの要素を検索し、erase()メソッドで要素を削除し、そしてイテレーターを使用してmultimapを走査することができます。また、multimapは複数のキーに特化した操作も提供しており、例えばequal_range()メソッドは与えられたキーに一致する要素の範囲を返し、count()メソッドは特定のキーの要素の数を返します。
総じて、multimapは非常に便利なデータ構造であり、特に同じキーを持つ要素を複数格納する必要がある場合に適しています。