Apache Ant コマンドライン引数を使用の方法
Apache Antはjavaプロジェクトをビルドするためのツールで、コマンド行引数でビルドするタスクや設定ファイルを指定する
Ant のコマンドライン引数の基本文法は次のとおりです。
ant [options] [target [target2 [target3] ...]]
オプションには、Ant の動作を設定するために利用されるオプションの引数コマンド行があります。一般的なオプションには以下が含まれます。
- ビルドファイル
:Antのビルドファイルを指定します(デフォルトはbuild.xmlです)。 - natively: `nproperty=value:プロパティの定義で、ビルドファイルで使用することができます。`
- ロガー <クラス名>:カスタムのロガー・クラスを指定します。
- quiet: エラーと警告メッセージのみを表示します。
- 冗長:詳しいビルド情報を表示します。
- デバッグ:デバッグ情報を表示する。
ターゲット(target)とは実行する対象で、ビルドファイルに定義された任意のターゲットにすることができます。もしターゲットが指定されない場合、ビルドファイルのデフォルトターゲットが実行されます。
例をいくつかご紹介します。
ant -buildfile mybuild.xml compile
上のコマンドでは、build.xmlをビルドファイルとして使用し、compileというターゲットを実行します。
ant -Dsrc.dir=src -Ddist.dir=dist
上記コマンドは src.dir と dist.dir というプロパティを定義して、ビルドファイルに渡しています。
ant -verbose
上記コマンドにより、ビルドに関する詳細情報を表示できます。
ant clean build
上記の命令は、ビルドファイル内の`clean`と`build`という2つのターゲットを実行します。
Antのコマンドライン引数の詳細については、Antの公式ドキュメントを参照してください。