ADB Shellコマンドの使い方とは?
ADB(Androidデバッグブリッジ)はAndroidデバイスとの通信とデバッグに用いられるコマンドラインツールです。ADB ShellコマンドはADBツールを使ってAndroidデバイスに接続し、コマンドを実行するための機能です。
ADB シェルのコマンドの使い方は
- デバイスの接続:adb devicesコマンドを使用して利用可能なAndroidデバイスを一覧表示して接続します。
- 端末のシェルに入る:端末側のコマンドライン環境に入るにはadb shellコマンドを使用する。
- デバイスのシェルでは、ファイル操作、プロセス管理、アプリケーション制御など、さまざまなコマンドを実行できます。たとえば、lsコマンドを使用して現在のディレクトリのファイルを表示したり、catコマンドを使用してファイルの内容を表示したり、psコマンドを使用して実行中のプロセスを表示したりできます。
- ファイル転送:adb pushコマンドを使用してファイルをコンピュータからデバイスに、adb pullコマンドを使用してファイルをデバイスからコンピュータに転送します。
- アプリのインストールとアンインストール:adb install コマンドを使用して APK ファイルをデバイスにインストールし、adb uninstall コマンドを使用してデバイスからアプリをアンインストールします。
- アプリのデバッグ時に、adb logcat コマンドで端末のログ情報を閲覧、adb bugreport コマンドで端末のシステム情報やログレポートを出力して障害解析を行います。
- スクショと画面録画:adb shell screencapコマンドを使用することでスクリーンショットを、adb shell screenrecordコマンドを使用することで画面録画を行います。
- デバイスの再起動とシャットダウン:adb rebootコマンドでデバイスを再起動する。adb reboot recoveryコマンドでデバイスのリカバリモードへ。adb reboot bootloaderコマンドでデバイスのブートローダーモードへ。adb reboot -pコマンドでデバイスをシャットダウンする。
これらは ADB シェル コマンドのいくつかの一例にすぎません。Android デバイスと対話したりデバッグしたりするために使用できるコマンドは他にも数多くあります。詳しくは、adb –help コマンドを使用するか、ADB ドキュメントを参照してください。