VBA Single/Double型とは?違いと使い分けを解説
VBAにおいて、SingleとDoubleは浮動小数点数型のデータ変数を宣言するためのキーワードです。それらの違いは、格納精度とメモリ使用量にあります。
- Single:Singleデータ型は単精度浮動小数点数を格納するために使用され、4バイト(32ビット)を占有し、約6〜7桁の有効数字を格納することができます。単精度浮動小数点数の精度が低いため、高精度計算を行う場合、精度が失われる可能性があります。
- Double: Doubleデータ型は、倍精度浮動小数点数を格納するために使用され、8バイト(64ビット)を占有します。 約15〜16桁の有効数字を格納することができます。倍精度浮動小数点数は、高い精度で計算が必要な場面に適していますが、同時により多くのメモリ領域を占有します。
したがって、通常、より高い精度と広い数値範囲が必要な場合は、Doubleデータ型を選択できます。高い精度が要求されない場合や、メモリスペースを節約する必要がある場合は、Singleデータ型を選択できます。